
「甘味料 種類」と検索しているあなたは、健康や料理に合った甘味料を選びたいと考えているのではないでしょうか。
甘味料には、上白糖やはちみつのような天然のものから、ステビアやエリスリトールといった人工・代替甘味料まで、実にさまざまな種類があります。
それぞれにカロリーや甘味度、体への影響、適した用途などが異なり、正しい知識がなければ選択を誤ってしまうこともあります。
この記事では、甘味料の分類や特徴、安全性、健康効果、使用例を含めてわかりやすく整理しています。
砂糖との違いやダイエット向けの甘味料、血糖値への影響が少ないものなど、気になるポイントにも触れています。
結論として、甘味料は「糖質系」と「非糖質系」に分けられ、用途や健康状態に合わせて使い分けることが、体にも料理にも最も良い選び方です。
自分に合った甘味料を見つけるための参考にしてください。
fa-list-alt記事のポイント
- 甘味料の主な種類とそれぞれの特徴
- 天然甘味料と人工甘味料の違い
- 各甘味料のカロリーや甘味度の比較
- 健康面で安全とされる甘味料の選び方
甘味料の種類とそれぞれの用途、カロリーなど特徴

- 糖質系甘味料(天然甘味料)
- 1.上白糖
- 2.グラニュー糖
- 3.三温糖
- 4.黒砂糖
- 5.てんさい糖
- 6.きび糖
- 7.オリゴ糖
- 8.はちみつ
- 9.メープルシロップ
- 非糖質系甘味料(人工甘味料・代替甘味料)
- 1.ステビア
- 2.エリスリトール
- 3.キシリトール
- 4.スクラロース
- 5.アスパルテーム
- 6.アセスルファムK
- 7.サッカリン
- 8.ラカンカ(羅漢果)
- 9.甘草(カンゾウ)
甘味料は大きく分けて「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」に分類できます。それぞれの種類と特徴を詳しく見ていきましょう。
糖質系甘味料(天然甘味料)
1. 上白糖
- カロリー:約384kcal/100g
- 甘味度:砂糖を1とした場合に1
- 特徴:日本の家庭で最も一般的な砂糖、しっとりとした質感、コクのある甘さ
- 用途:和菓子、家庭料理全般、しっとりとした焼き菓子
2. グラニュー糖
- カロリー:約384kcal/100g
- 甘味度:1
- 特徴:サラサラとした質感、クセのない淡白な甘さ
- 用途:洋菓子、コーヒー・紅茶、ジャム、サクサクとした焼き菓子
3. 三温糖
- カロリー:約380kcal/100g
- 甘味度:0.9〜1
- 特徴:茶色い色、まろやかな甘さとコク
- 用途:煮物、佃煮、甘辛い料理、キャラメル風味のお菓子
4. 黒砂糖
- カロリー:約350〜370kcal/100g
- 甘味度:0.7〜0.9
- 特徴:ミネラル豊富、独特の風味とコク
- 用途:和菓子、沖縄料理、健康志向の料理

5. てんさい糖
- カロリー:約380kcal/100g
- 甘味度:0.8〜0.9
- 特徴:ビート(砂糖大根)から作られる、オリゴ糖含有
- 用途:健康志向の料理、菓子作り

6. きび糖
- カロリー:約380kcal/100g
- 甘味度:0.9〜1
- 特徴:サトウキビから作られる、マイルドな甘さ
- 用途:和洋菓子、ドリンク
7. オリゴ糖
- カロリー:約200〜300kcal/100g(種類による)
- 甘味度:0.4〜0.6
- 特徴:善玉菌のエサになる、整腸作用
- 用途:健康食品、加工食品、料理の甘味付け
8. はちみつ
- カロリー:約294kcal/100g
- 甘味度:1.2〜1.5
- 特徴:栄養豊富、独特の風味、抗菌作用
- 用途:ドリンク、パン、ドレッシング、漬物
- 注意点:1歳未満の乳児には与えないこと
9. メープルシロップ
- カロリー:約260kcal/100g
- 甘味度:0.6〜0.7
- 特徴:カエデの樹液から作られる、独特の風味
- 用途:パンケーキ、ワッフル、アイスクリームのトッピング
非糖質系甘味料(人工甘味料・代替甘味料)
1. ステビア
- カロリー:ほぼ0kcal
- 甘味度:200〜300
- 特徴:植物由来、天然甘味料、抗炎症作用
- 用途:ダイエット食品、加工食品の甘味料

2. エリスリトール
- カロリー:0kcal
- 甘味度:0.7〜0.8
- 特徴:糖アルコールの一種、冷涼感がある
- 用途:低カロリー食品、ダイエット食品

3. キシリトール
- カロリー:約240kcal/100g
- 甘味度:0.9〜1
- 特徴:糖アルコールの一種、虫歯予防効果
- 用途:ガム、キャンディ、歯磨き粉
4. スクラロース
- カロリー:0kcal
- 甘味度:約600
- 特徴:人工甘味料、熱に強い
- 用途:加工食品、低カロリー飲料
5. アスパルテーム
- カロリー:約4kcal/g(砂糖と同等)だが使用量が少量で済む
- 甘味度:約200
- 特徴:人工甘味料、加熱すると分解する
- 用途:清涼飲料水、ダイエット食品
6. アセスルファムK
- カロリー:0kcal
- 甘味度:約200
- 特徴:人工甘味料、熱や酸に強い
- 用途:加工食品、低カロリー飲料
7. サッカリン
- カロリー:0kcal
- 甘味度:約300〜500
- 特徴:最も古い人工甘味料、金属的な後味がある
- 用途:加工食品、医薬品
8. ラカンカ(羅漢果)
- カロリー:ほぼ0kcal
- 甘味度:約300
- 特徴:植物由来、天然甘味料、抗酸化作用
- 用途:健康食品、ダイエット食品

9. 甘草(カンゾウ)
- カロリー:少量
- 甘味度:約50〜150
- 特徴:漢方薬としても使用、抗炎症作用
- 用途:健康食品、漢方薬、和菓子
甘味料を選ぶ際には、料理の目的、健康面での配慮、味や食感の好みなど、様々な要素を考慮することが大切です。
特に人工甘味料を使用する場合は、適量を守るようにしましょう。
甘味料の種類|最も安全な10選

- 1.ステビア
- 2.ラカンカ(羅漢果)
- 3.エリスリトール
- 4.カンゾウ(甘草)
- 5.はちみつ
- 6.メープルシロップ
- 7.デーツシロップ(ナツメヤシシロップ)
- 8.てんさい糖
- 9.黒糖
- 10.キシリトール
健康面を考慮した場合、以下の甘味料が比較的安全とされています。
1. ステビア
- 特徴:南米原産の植物から抽出された天然甘味料
- 安全性:FDA(アメリカ食品医薬品局)や厚生労働省によって安全性が認められている
- 健康効果:抗高血糖作用、抗炎症作用、血圧降下作用の可能性
- カロリー:ほぼ0kcal
2. ラカンカ(羅漢果)
- 特徴:中国南部原産の植物の果実から抽出
- 安全性:伝統的に使用されてきた天然甘味料で安全性が高い
- 健康効果:抗酸化作用、抗アレルギー作用
- カロリー:ほぼ0kcal
3. エリスリトール
- 特徴:糖アルコールの一種で果物や発酵食品に含まれる
- 安全性:他の糖アルコールに比べ消化器系への影響が少ない
- 健康効果:虫歯予防効果、血糖値を上昇させない
- カロリー:0kcal
4. カンゾウ(甘草)
- 特徴:漢方薬としても使用される植物の根
- 安全性:長い使用歴から比較的安全とされる(過剰摂取に注意)
- 健康効果:抗炎症作用、抗アレルギー作用、胃粘膜保護効果
- カロリー:微量
5. はちみつ
- 特徴:ミツバチが花の蜜から作る天然甘味料
- 安全性:適量であれば安全(1歳未満の乳児には与えない)
- 健康効果:抗菌作用、抗酸化作用、ビタミン・ミネラル含有
- カロリー:約294kcal/100g
6. メープルシロップ
- 特徴:カエデの樹液から作られる天然甘味料
- 安全性:ミネラルを含む天然甘味料として安全
- 健康効果:抗酸化物質を含有、ミネラル(特にマンガン)が豊富
- カロリー:約260kcal/100g
7. デーツシロップ(ナツメヤシシロップ)
- 特徴:ナツメヤシの実から作られるシロップ
- 安全性:自然由来で添加物が少ない
- 健康効果:食物繊維、ビタミン、ミネラルを含む
- カロリー:約290kcal/100g
8. てんさい糖
- 特徴:砂糖大根(ビート)から作られる砂糖
- 安全性:精製度の低いものは栄養素が残っており比較的安全
- 健康効果:ミネラル、オリゴ糖などを含む
- カロリー:約380kcal/100g
9. 黒糖
- 特徴:サトウキビの搾り汁を煮詰めただけの精製度の低い砂糖
- 安全性:添加物が少なく自然な状態の砂糖
- 健康効果:カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルを含む
- カロリー:約350〜370kcal/100g
10. キシリトール
- 特徴:糖アルコールの一種で樹木などから抽出
- 安全性:適量であれば比較的安全
- 健康効果:虫歯予防効果が高い、インスリン非依存性
- カロリー:約240kcal/100g
これらの甘味料は天然由来のものが多く、精製度が低いものや栄養素を含むものが上位にランクインしています。
ただし、どの甘味料も過剰摂取は避け、適量を心がけることが大切です。
また、個人の体質や健康状態によって合う合わないがあるため、自分の体調に合わせて選ぶことをおすすめします。
甘味料の種類と特徴を知って選ぶための基礎知識|まとめ
- 甘味料は「糖質系甘味料」と「非糖質系甘味料」に大別される
- 糖質系甘味料は主に天然由来でカロリーが高め
- 非糖質系甘味料は人工または代替甘味料でカロリーゼロが多い
- 上白糖やグラニュー糖は料理やお菓子作りに広く使われる定番
- 黒砂糖やきび糖は風味やミネラルが豊富で自然志向に向いている
- はちみつやメープルシロップは栄養も含む甘味料として人気
- オリゴ糖は整腸作用があり健康志向に適している
- エリスリトールやキシリトールは糖アルコールで血糖値に影響しにくい
- ステビアやラカンカは天然由来でカロリーゼロの甘味料
- アスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料は少量で強い甘さを持つ
- 健康面からは天然甘味料や糖アルコールが比較的安全とされている
- デーツシロップやてんさい糖なども栄養価を残した自然甘味料
- キシリトールは虫歯予防効果がありガムなどに多用される
- アセスルファムKやサッカリンは加工食品に多く使用されている
- 甘味料選びは健康状態や用途、味の好みに応じて慎重に行うべき